2017/07/25
皆さんこんにちは。
暑い日が続いて大変ですが、
トイレには毎日行きたくなりますよね。
ということで本日は、日々進化を続ける
トイレの歴史について、お話したいと思います。
まずは日本に洋式トイレが登場するまでを、
欧米と日本を分けて大まかにまとめてみました。
日本 | 欧米 | |||
縄文時代 | 川に直接用を足していた | 古代ローマ | 上下水道に関して高い技術があり、多くの公衆便所が設置されていた。 | |
鎌倉時代〜 江戸時代 |
汲取り式の和式便座が主流になる | |||
古代ギリシャ | 下水施設は一切見つかっておらず、トイレ自体がなかったようです。 | |||
→排泄物は肥料に使われていた | ||||
中世ヨーロッパ | おまる、便槽式のトイレが主に使われていた。 | |||
明治時代 | 鎖国が終わり欧米の文化が、日本にも入っていく中で、洋式トイレが輸入されるようになる。 | |||
近世ヨーロッパ | 産業革命後に水洗式の腰掛大便器が普及し始める。 |
明治時代に日本に初めて洋式のトイレが輸入されますが、
まだ一般的に普及されるまでには至っていませんでした。
大きく普及が進んだのは1960年頃で、日本住宅公団(現:UR都市機構)が
洋式トイレを標準仕様に採用したことがきっかけでした。
その他にも下水道の普及や各年代の細かい出来事などあるのですが、
そのお話はまた後日ということで、
間近の50年程で起きた大きな変化を2つ紹介します。
・水洗の際の節水化
1970年頃、工場用水と生活用水の増加によりトイレの水洗の際の節水が
クローズアップされるようになりました。
このころの水量は16L/回(大の場合)でした。
2006年〜2007年にかけて各メーカーが相次いで従来の水量の半分以下の
6L/回で流せる便器を販売し、節水化が進みます。
現在製造されている便器の水量は4.8〜3.6L/回になっており
クローズアップされ始めてから50年弱で約1/4まで水量を抑える
までに進化を遂げました。
・温水洗浄便座の登場
ウォシュレットといえばわかりやすいでしょうか。
ウォシュレットはTOTOの商品名なので温水洗浄便座
と書かせて頂きました。
初めて温水洗浄便座が日本で発売されたのは1964年頃になります。
しかし、まだ国内では生産されていなく、
外国製のものを輸入販売していました。
その後、1967年に伊奈製陶(現:LIXIL)が初めて
国産の温水洗浄便座を販売します。
2年後の1969年には東洋陶器(現:TOTO)も国産の
温水洗浄便座の販売を始めます。
外国製の温水洗浄便座が始まってから約三年で国産のものを造れる
日本の技術力には改めて感激します。
国内での販売はTOTOが先(輸入品)だっだようですが、
国産のものの販売は以外にもLIXILのほうが先だったのですね。
現在はタンクレスで温水洗浄が一体型になったものも販売されて
昔では考えられないほど快適になりました。
8月にはTOTOの新商品が発売されます。
興味がある方はチェックしてみてください。
以上、リフォームのさくまからお送りしました。