2021/07/17
梅雨時から夏の湿気が気になる季節になりました。
家の中の湿気は、カビや虫を引き寄せたり、結露により建物を劣化させる大敵となります。
そこで今回は床下の換気をする方法についてご紹介いたします。
床下は構造上、地面から上がって来る湿気や結露が発生しやすい場所となっており、
結露対策や害虫対策が必要になる場合があります。
そのため一般的な住宅では、換気孔が設けられております。
しかし、換気孔を設置しても、湿気が一年を通して50%以上あったり空気の流れを感じられないなど、
換気孔だけでは換気が不十分である場合があります。
その場合、床下換気扇の設置が有効な対策となります。
例えば100㎡約30坪の住宅では3ヶ所ほど設置することによって
換気孔と比較した場合に換気能力が大幅に向上することから、
湿気や結露による建物の土台部分の劣化をより防止し、大切なお家の更なる維持に繫がります。
また、湿気が無くなれば、カビやダニ、シロアリ等の害虫防止策にもなります。
パナソニックFY-08FFA1の床下用換気扇は、昼12時ON、16時OFFの1日1サイクルで自動的に換気運転しますので
夜間、換気扇の音が気になるということもなく、電気代も、1日4時間3台の運転で1ヶ月64円程度となっております。
ただし、床下換気扇の設置前に床下のカビが著しい場合には、床下換気扇を設置することはあまりお勧めできません。
なぜならば、発生したカビの胞子を換気扇がを飛ばすことになり、逆効果となる可能性もありますので注意が必要です。
また、点検口がない場合には床の一部を解体する必要があり、
現状復旧のために余計な費用が掛かってしまうこともありますので
もし床断熱工事や、畳からフローリングへ変更するリフォーム工事を予定されている場合には、
同時に施工したほうがコストを抑えることができます。
そして、床下は、普段、滅多に見る事が無く分かりづらい場所なので、床下リフォーム詐欺に注意が必要です。
床下換気扇設置についてご興味がございましたら、「リフォームのさくま」までお気軽にご相談ください。